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glider
宛てのない手紙を書いた
あの頃の僕を詠った手紙を書いた
いつもと同じ色に
染まった空が拐っていった
君を思い出すようだ
宛てのない手紙を書いた
あの頃の僕はどこかで笑っていた
落ち葉に埋めたままの約束だけが
まだ心を離さないな
夜を越えて
星屑が碧を描いた
かすれていく君を
消えないように願った
想いが溶けていく
言葉はいらないだろう
磨り減らす感情も思い出も
あの日と同じように染まる茜に
拐われてゆく
夜を越えて
星屑が碧を繋いだ
かすれていく君を
忘れないように
今日願った想いは
置いていけよ
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