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月飼
東の空に白み蛍火灯す 水面に浮かべた
月明かりの上 まだ夜は明けぬまま
枕際の照明が照らす 影遊び
闇の隙間に挟まれた 羊の群れ
僕の頬をつたう歪んだ 想いは何を歌う
何も知らないまま
いないかな いないかな
思いを馳せるように
僕らが期待した未来は
遠く遥か彼方
あなたが歌うのは 隠した痛み
何も見えぬ間に また夜が明けそうだな
淡い残像 来た路を戻る
記憶のほとりに咲いた花
もう君は
いないよな いないよな
空を駆けるように
僕らが理解した世界は 遠く遥か彼方
あなたが歌うのは 優しい光
何も言えず夜が明ける
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